一つのいのち『知床の森づくり』
こんにちは!
札幌北店の鰐部です!

早速ですが、2月9日より2月11日まで一つのいのちプロジェクト"知床の森づくり"に参加をしてきました!
北海道スバルからは15名が参加をしたこのプロジェクトですが、知床国立公園内にあるしれとこ100平方メートル運動の地で100年、200年先に原生的な森になるような森づくりのお手伝いをさせていただきました。
知床の森の歴史ですが、1914年に山間の入植者が入り、土地が開拓されるまで人の手が加わっていない原生林でした。開拓は1973年ごろまで続き、開拓された土地は開拓地跡として残りました。開拓跡地は乱開発の危機に直面しましたが、ナショナルトラスト運動(市民の寄付や募金で貴重な自然や歴史的環境を買い取り、次世代へ保全完備していく活動)の高まりと共に『しれとこ100平方メートル運動』が始まりました。現在では土地の買い取りも完了し、開拓地跡にかつての原生林を復元する森づくりを進めています。

【知床の開拓の歴史の説明:上段が開拓後・下段が現在】
まず初日は到着したのちに、その開拓の跡である開拓小屋へのガイドウォーキングを行いました。初めてのスノーシューを履きウォーキングを行い、知床の生態系や森のお話を伺いました。

【スノーシューを履く様子】

【スノーシューを履きながらウォーキング】

【開拓小屋】
その中で森づくりが始まってから、寒さや風に強いアカエゾマツやカラマツなどの針葉樹と広葉樹をメインに植樹をしていたこと、1980年代から増えたエゾシカによって広葉樹は食べられアカエゾマツが点在する形となったこと、アカエゾマツのみでは生物も生きづらい環境となっていることなどを知りました。現在ではアカエゾマツを生かしながら樹種多様な森を育てる取り組みを進めており、林床(森の中の地面)に光が届くスペースを作り出すために間伐なども行っています。この林床に光が届くことでまた新たな木が芽生え、自生する森ができあがっていくとのことです。
翌日の2月10日、前日に説明を受けていた、エゾシカによる被害を無くすための防鹿ネットの張り替え作業のお手伝いをさせていただきました。まず10年ほど前に植樹をされた広葉樹に巻かれている防鹿ネットを剥がし、新たな防鹿ネットを張り替えるという作業でした。現在の知床は1mほどの積雪があり、その雪を掘り返す作業からスタートしました。掘り返した雪の中でネットを剥がし、再び巻く。巻く際はこの先10年の木の成長を阻害しないように5〜10cmほど余裕を持って覆うよう気をつけました。そうすることでこの先10年ほどは木の成長を妨げず、鹿からの被害からも守られるということです。

【作業に使う道具をそりで運搬】

【掘り起こしとネットのはがし作業】

【ネットのまき直し作業】
そして、その作業を終えたのちに、『しれとこ100平方メートル運動』の目指すべき原生林へ案内していただきました。目指すべき原生林とは木々が鬱蒼と生い茂り、アカエゾマツのみではなく、ミズナラなどの広葉樹もあり、木々が役目を終えたら自然と倒れ、新たな木が生えてくるという森のサイクルが自然とできているかたちということです。

【原生林トレッキング】

【原生林ではない森…パイオニアツリーの白樺が多く、比較的明るい印象。】


【原生林の森…様々な木が入り組み、薄暗い印象。木々も倒れ、倒れたところに光が差している。】
私達も今回微力ながらその一助となれたことは、非常に良い経験となりました。普段離れた土地からは想像ができない知床の過酷な環境の中で、その森のことを考えることは正直あまり多くはありませんでした。今回この活動に参加したことによって、自分の行動で知床の森をより知ってもらえるきっかけにもなると感じました。100年後、200年後に私は生きてはいないとは思いますが、この雄大な北海道の自然を後世に残すことができれば幸いです。
いのちを大事にするSUBARU。これからもいのちの活動を行っていきます。
一つのいのちプロジェクトについて詳しくはこちら
P.S.今回出会った知床のきれいな景色をおすそわけです。この景色を守るためにも、今後もこの活動に協力したいと思いました。

【知床連山】

【ウトロ港付近からの流氷の景色】

【原生林トレッキング中に出会った流氷を一望できるスポット】

【新型フォレスターの後部座席から撮影した夕陽と流氷】